玄関
玄関の段差の昇降は高齢者にとって負担となり非常に危険な場所でもあります。歩行面の凹凸や障害物を撤去して平坦にしたり、スロープを設置したり、手すりを付けることで安全性を高めることができます。必要に応じて床の上げ下げや路盤の整備・舗装を行います。また、踏み台を置くことで昇降も楽に行うことができます。
股関節の手術後で脱臼のリスクがあるため安全に昇降できるよう手すり、踏み台を設置し転倒を予防しました。
飛び石や玄関ポーチの段差でつまづき、転倒の恐れがあったため、安全に歩行できるようにしました。
屋外手すり
介護を容易に行うためや出入りがしやすいように、縁側にスロープを設けることもできます。また手すりを付けることにより、段差等の足元の不安を解消します。
ウッドデッキスロープを設置し、車いすに乗ったまま駐車場へいけるようにしました。
下肢筋力低下のため、シルバーカーでの外出時困難があったが、段差を解消し手すりを設置することにより、安心して買い物へ行けるようになりました。
手すり付踏台
土間や庭などに降りる際の段差を解消するために手すり付踏み台を設置することで、昇り降りがし易くより安全性が向上します。
膝の痛みが強く、かまちの段差を超えるのが大変でしたが、踏み台を置き手すりを設置することにより、安全に段差の昇降が行えるようになりました。
歩行が不安定で、駐車場までの移動距離が長いので、移動中転倒を繰り返していましたが、手すり付踏み台を設置し動線を短くしました。
廊下
部屋間の段差はできるだけなくして、床も滑りにくく傷のつきにくいものに。手すりを設置するときは、なるべく切れ目をつくらないように設置します。
玄関から寝室まで5メートルほど距離があり、ガラス戸があるため支えるものがなく転倒の恐れがあるため、手すりを設置しました。
フローリング
畳の床だと介護ベッドを置く際に畳がひずみ、安定性がなくなります。床材をフローリングにすることで、安定して介護ベッドを置くことができ、車いすや歩行器などのキャスター付きも楽に移動することができます。
パーキンソン病にて小刻み歩行のため、フローリングに変えることで歩行器を使用する際円滑に操作が行えるようになりました。
ドア
外開きの扉は向こう側に立つ人に当たる恐れがあり、また扉を開けるためのアクションも多いものとなります。引き戸にすることで開閉もしやすく、また車いすの方でも容易に使うことができます。間口を広く取りたい場合は、アコーディオンドアにすると軽く開閉でき便利です。
浴室のドアを折り戸に変更しました。開閉がスムーズで出入りも楽にできるようになりました。
浴室
にぎりやすい手すりを設置すれば、浴室への出入り、洗い場や浴槽内での立ち座り、浴槽の出入りでの姿勢保持や介助が楽に行えます。
浴槽の出入りに使用する手すりを設置することにより、安全・スムーズに出入りできるようになりました。
トイレ
様式の便器に変えると、立ち座りが楽になります。立ち座りするのが困難な方には、昇降式の便器や手すりつきの便器がベストです。また、水洗操作の簡単なものがおすすめです。
和式から洋式トイレに交換することにより、立ち座りや段差昇降時の転倒転落リスク軽減を図ることができました。
和式から洋式トイレに交換することにより、立ち座りや段差昇降時の転倒転落リスク軽減を図ることができました。